皆さん、こんにちは。フロントのIです。暑さと陽射しが増してくる5月となりました。
今回は、先月に引き続き新緑の季節に訪れて頂きたいスポット「北野天満宮の青もみじ苑」をご紹介して参ります。
◆北野天満宮を歩いてみれば…◆
毎年たくさんの受験生が参拝する北野天満宮。以前、当ブログでもご案内を致しましたがご祭神は菅原道真公。
梅の花をご祭神がこよなく愛されていたことから冬期の梅苑などでも有名です。
この北野天満宮。まず、一の鳥居をくぐって石畳を進む楼門までは両側にはたくさんの松の木が見られます。有名な「影向松(ようごうのまつ)」に、
その向かい側に位置する茶室も「松向軒」と名のあることから松の木々たちもこの神社の見どころのひとつに挙がるのかもしれません。
そして、今回ご案内するもみじ苑をあわせれば、「梅・松・もみじ」が楽しめる場所として皆さまにお伝えすることができます。
楼門を入ると、時期によっては手水舎が「北野の花手水」としてきれいなお花で彩られています。
◆史跡御土居青もみじ苑◆
「天神さん」と親しまれている北野天満宮は菅原道真公と並んでもう1名ゆかりの人物がいます。天下統一を成し遂げた豊臣秀吉公です。1587年10月1日、秀吉公はこの北野天満宮の境内で大茶会を催しました。これが「北野大茶湯」と呼ばれるもので、この茶会に関連した史跡が境内にもいくつか残っています。
そして今回、ご紹介する「史跡御土居青もみじ苑」は秀吉公が1591年に築いた土塁(御土居=おどい) 一帯におよそ350本のもみじの木が植えられています。中には樹齢400年の樹も数本あるそうです。
御土居は外敵からの防衛や鴨川氾濫の際の堤防などとして役割を担いました。当時、この御土居の内を「洛中」、御土居の外を「洛外」と呼びました。現在は史跡として京都の都市構造を知る上でも大切な場所となっております。画像は御土居に植生するもみじの樹などです。
◆青もみじ苑をめぐってみれば…◆
もみじ苑は入場すると、御土居の上を歩き、階段を降りると川には2本の橋が架かっており、川沿いをぐるっと一周できます。静かな緑地には川のせせらぎと小鳥の鳴き声も耳にすることができ、正にリラックスができる場所と言えます。通りを歩いていると小鳥が虫をついばんでいる場面にも出あえました。
「もみじ苑」と称されてはおりますが、植林されているのはもみじの木にとどまらず多くの種類の樹木があり、苑内はバランス良く木々たちが育てられています。時には元気に歩行者の顔近くまで伸びている枝も見受けられます。
◆もみじ苑の見どころ「鶯橋と紙屋川」◆
北野天満宮の境内の西側に位置するもみじ苑。そのなかを流れる紙屋川。そこはかつて紙漉が行われていた場所でした。
その川に架かる鶯橋。これは朱色に塗られた太鼓橋です。もみじとあわせた風景写真を撮るには最適のスポットです。
新緑あふれる苑内を歩いていると、知らず知らずのうちに木々からエネルギーをもらっているようで、そのエネルギーを浴びるべく歩調も次第にゆっくりとなってきます。街中に居ながら新緑を味わえる自然を感じる場所のひとつとしてまた訪れたくなるところです。
◆本殿を一望できるスポット◆
もみじ苑内を散策し、再び階段にて御土居の上にあがって来れば、本殿など天満宮のお社を眺められる展望台があります。本殿は権現造の起源となった建築物であるとつたえられています。堂々とした本殿および拝殿は桃山建築であり、風格さえ感じられます。期間限定で公開されるもみじ苑でしか見られない光景でもあります。
今回もご覧下さいましてありがとうございます。北野天満宮の「史跡御土居青もみじ苑」は期間限定にて有料公開されています。今年令和3年は4月10日(土)から6月27日(日)の予定です。なお、お出かけの際は最新の情報をご確認頂きますようお願い申し上げます。
また、このもみじ苑は紅葉の時期にも例年公開されています。
紅葉についても「このたびは 幣もとりあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに」と菅原道真公が和歌を詠んでおられ、もみじもご縁のある樹として慕われています。今はお出かけするには難しいかもしれませんが、また訪れたい場所のひとつとしてご参考にしていただければ幸いです。
当ホテルからのアクセス
京都市営地下鉄「九条」駅より「今出川」駅下車、京都市バス停「烏丸今出川」Bのりばから51、102、203系統にて「北野天満宮前」下車すぐ。
https://www.kitanotenmangu.or.jp/
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